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2010年8月5日木曜日

レクサスにおける人間工学



 本日もレクサスマガジンの記事についてです。今回は「エンジニアに聞くレクサス」で人間工学について考えるという記事がありました。インタビュアの方が事前に人間工学について調べたところ、国際人間工学連合が次のような定義をしていたそうです。


 「人間工学とは、システムにおける人間と他の要素とのインタラクションを理解するための科学的学問であり、人間の安寧とシステムの総合的性能との最適化を図るため、理論・原則・データ・設計方法を有効活用する独立した専門領域である。」


 正しく言葉で説明するのは非常に難しく、逆に意味が分からなくなる典型のような定義です。でも、言葉で定義するとこうなるんですね。でもインタビュー中に出てくる説明で良くわかります。例えば、パワーウィンドウのスイッチは、以前は長方形のスイッチの前川を押すとウィンドウが上がり、後ろ側を押すと下がるタイプが主流でしたが、レクサスでは「プッシュプル方式」のスイッチになっています。スイッチを押すとウィンドウが下がり、引くと上がる。このようにウィンドウの動きとスイッチの動きが一致していると直感的に使えるし、操作も確実になります。これが、人間工学に基づいた例です。


 さらには、人がクルマに乗り降りする際に使用する筋肉を調べ、乗り降りの際の負担を小さくするようなこともやっているそうです。しかし、クルマの設計は必ずしも人間工学優先にはなっていません。実際には、高級感やエンターテイメント性などを考慮して設計されているそうです。


 また、RXやHSに採用されているリモートタッチも人間工学に基づいているそうです。タッチパネルは直感的で使用しやすいのですが、画面が汚れたり、操作性を重視して画面を手前に持ってくると、顔を画面に向けないといけなくなるなどの問題点がありますが、リモートタッチは、手元で操作しながら、画面は前方にあるので目の動きが最小限に抑えられます。


 しかし、これまでに3回試乗して、リモートタッチを使用した個人的な感想としては、意識が左手に集中し、前を見ていても、見ていないのと同じ状態に陥りやすいということです。これは、慣れの問題もあると思いますが、慣れるまでは、カーソルを目的の位置に移動させるとき、目は前方を見ているのですが、実際にはほとんど見えていない状態になりやすいと思います。リモートタッチを御使用で慣れたの方の御意見を聞いてみたいです。


 いずれにせよ、レクサスにおいては人間工学に基づいて、車を設計することにより、ヒューマンエラーを減らすとともに、人間の運転への負荷を減らす努力がなされているとのことです。これは、人間が機械を扱う上で非常に重要なことだと思います。これからも、運転しやすい、間違いの少ない車作りをお願いしたいと思います。

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