レクサスIS250Cは電動開閉式メタルトップを採用しています。このルーツはレクサスSC430に遡ります。2001年にデビューしたレクサスSC430は、当時世界初となるものを装備していました。それが、全ての駆動をモーターによって行う電動開閉式メタルトップでした。当時、電動メタルトップは既に存在していましたが、その多くが油圧制御式でした。
このモーター駆動による電動メタルトップがレクサスIS250Cにも採用されました。レクサスIS250Cの開発にあたり、考慮したことが、「クローズ時のスタイル、つまりクーペのスタイリングがあって、そこからルーフとリヤウィンドウをどのようにたたんで収めるか」と「ルーフを畳んだ状態でもゴルフバッグ1個を収納できるスペースを確保する」ことでした。
レクサスSC430のルーフは2分割でしたが、レクサスIS250Cは3分割で、使用したモーター数も10個から15個に増えたそうです。また、開閉時間の20秒は、危険に感じるほど早くなく、じれったくなるほど遅くない時間として決定されたようです。
レクサスIS250Cは福岡県宮若市にあるトヨタ自動車九州株式会社の宮田工場でレクサスIS250/IS350とともに生産されています。発売当初は、モーター駆動関係で多くのトラブルを抱えていたようですが、あらゆる場面を想定し、安全に正しく優雅に開閉する電動開閉式メタルトップの開発には、大きな努力と研究、技術が存在しているようです。
最近ディーラーにも足を運んでいないので情報不足なのですが、個人的には早くレクサスIS350Cを国内投入してもらいたいと思っています。
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