大阪から東京まで走破した燃料電池ハイブリッド車(FCHV:Fuel Cell Hybrid Vehicle)も展示されていました。
このFCHVはトヨタ社のハイブリッド技術をベースにガソリンエンジンの代わりに燃料電池を積んだハイブリッドカーです。
燃料電池には固体高分子型の燃料電池を採用し、最高出力90kWとなっています。以前書いた通り、高分子型の燃料電池では白金触媒を使用するためコストが大幅に高くなります。
しかし、最近ではニッケルを主体とした触媒が開発され、大幅なコストダウンが期待されます。また、燃料電池では固体酸化物燃料電池(SOFC)の可能性もあります。
こちらは、酸化ジルコニウムや酸化セリウム等の酸化物を電解質として用います。まだまだ実用化の域には達していませんが、熱効率はSOFCの方が高いようです。
今回紹介したFCHVはハイブリッド技術で培われたパワーコントロースユニット(PCU)などが活躍したようです。
実用化にはもう少し時間がかかると思いますが、是非とも実用化してもらいたい技術です。
0 件のコメント:
コメントを投稿