マツダがハイブリッドカーを投入するとのニュースを見ました。
新型マツダアクセラにハイブリッドをラインナップするようです。
そして、このハイブリッドシステムはトヨタのハイブリッドシステムを採用したと書かれています。
ここからは、私個人の推測で根拠はないので、軽く読み飛ばして下さい。
トヨタは世界に先駆けてハイブリッドカー(HV)を実用化しました。
当時HVの実用化はまだ無理だろうという時期にプリウスを発表しました。
しかも、若干割高ではありますが、現実的な価格で出してきました。
多くの方は戦略的価格だと思ったと思います。
しかし、世界の並み居る強豪を押しのけて、実用化したことにより、HVの技術を特許で守り、競合他社が簡単には参入できない状況を作り上げたようです。
プリウスが発売されたのが、1997年です。
開発はもっと前からなされていたでしょう。
現在の特許の有効期限は出願してから20年間です。
恐らくHVに関する特許が切れ始める時期だと思います。
勿論トヨタのことなので、基本特許の後に、周辺特許を継続的に出願し、基本特許が切れた後でも競合他社の参入を阻止する手段はとられていると思います。
しかし、基本特許が切れた後にアドバンテージを維持することは困難だと思います。
トヨタは競合他社と連携して、HVを世界に浸透させる時期が来ていると思います。
特にヨーロッパはHVよりもディーゼル車に重きを置いている感があります。
ディーゼル車はガソリン車と比較してCO2排出量が少ないため、地球温暖化ガスの抑制には有効です。
しかし、ディーゼル車の排気ガスにはディーゼルパティキュレーと呼ばれるすすが混入しやすいと欠点を持っています。
この欠点に対し、DPFというフィルタが開発されつつあります。
DPFが安価にできればディーゼル車でも環境にやさしいクルマが出来るかもしれません。
つまり、将来のエコカーは、日本ではHV、PHV、EVというイメージがありますが、ヨーロッパではディーゼル車、EVというイメージが強いのではないかと思います。
レクサスではヨーロッパにおいてもディーゼル車ではなく、HVで勝負する方針のようです。
ヨーロッパではレクサスISのディーゼル車レクサスIS200dがありましたが、新型レクサスIS投入時にディーセルの設定を止めてレクサスIS300hの投入を決めたところにレクサスの意気込みを感じます。
つまり、オールトヨタとして、あるいはオールジャパンとしてHVを世界に普及させてエコカーのデファクトスタンダードとなるよう努力すべきだと思います。
個人的にはEVの普及は充電設備等のインフラ整備と長距離走行可能なバッテリー開発にもう少し時間がかかるため、もう少し先だと思っています。
HV、PHVと段階を踏んで、ゆっくりとEVへと切り替わっていくのではないかと考えています。
日本のHV技術で世界を征して欲しいと思います。
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