2014年10月6日月曜日

2014年9月車名別販売台数

2014年9月の新車車名別販売台数が10月6日発表されました。

以下の通りです。(一部抜粋)

1 アクア        20,255
2 フィット        17,764
3 プリウス       15,308
4 ヴォクシー      12,064
5 ヴェゼル       10,603





28 フォレスター    2,064
29 アルファード    2,054
30 エスティマ     1,776

今月はトップ5に順位の変動はありませんでした。

1位アクア、2位フィット、3位プリウス、4位ヴォクシー、5位ヴェゼルです。

日本国内においてはハイブリッドカーが不動の地位を築き上げたと言って良いのではないでしょうか?

先月も書きましたが、ハイブリッドカーは、日本国内と米国では定着しましたが、ヨーロッパでは人気がイマイチです。

原因は色々考えられますが、ブランディング戦略の失敗が一番大きいのではないでしょうか?

日本では大型車以外ではほとんど見かけなくなったディーゼル車が、ヨーロッパでは人気です。

またダウンサイジングのキーワードのもとエコターボの人気が高くなってきているのもヨーロッパ発です。

基本的に日本時とは異なる感性を持っていると考えられます。

このヨーロッパで日本人的発想でハイブリッドカーを売り込もうとしたため、ヨーロッパ人には浸透しなかったのではないかと思います。

一方でアウトバーンの様な高速道路においてはハイブリッドカーのアドバンテージは少なくなるのも事実です。

しかし、ヨーロッパにおいても都市部の街乗りユーズの需要は十分大きいはずです。

また、ハイブリッドカーが浸透している米国も長いハイウェイがありますが、市街地では日本の高速道路並みに渋滞することもあります。

これらのことを総合的に考えるとヨーロッパにおいてハイブリッドカーが浸透しないのは、ハイブリッドカーの性能というよりも販売戦略を間違えたためであると思われます。

自動車の歴史の長いヨーロッパで日本車を浸透させるには今までとは異なったアプローチが必要な時期だと思います。

ハイブリッドカーの浸透に失敗すると今後のPHV(プラグインハイブリッド)やEV(電気自動車)、FCV(燃料電池自動車)も浸透できない可能性が高いと思います。

ヨーロッパではディーゼルやエコターボで勝負するのも一つの戦略ですが、将来を見越してハイブリッドカーを浸透させる戦略を真剣に考え実行していって欲しいと思います。

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