本日はキャンバー角についてです。
車を前方、あるいは後方から見ると、多くの場合、タイヤは地面に対して垂直には取り付けられていません。
現在の多くの車は、左右のタイヤの上側が狭く、下側が広くなるように取り付けられています。
真正面からみて、ハの字に取り付けられている場合、ネガティブキャンバーと言います。
逆に、上が広く、下が狭くなるように取り付けられている、逆ハの字の場合をポジティブキャンバーと言います。
昔の車はポジティブキャンバーの車が多かったのですが、現在はネガティブキャンバーの方が優勢です。
この時、地面に対して垂直方向を0度とした時のタイヤの傾きがキャンバー角で、タイヤの上方が内側に傾いたときにマイナス、外側に傾いたときにプラスで表すことが多いです。
ネガティブキャンバー角の目的も色々あると思いますが、主にコーナリング時の安定性のためについていると思えばよいと思います。
直進時には、タイヤの内側がしかっり接地し、タイヤの外側の荷重は低いですが、コーナリングの際に外側に荷重がかかると、タイヤ全体が設置してグリップ性能が上がるという考え方です。
レクサスIS250はネガティブキャンバーです。
しかも他の車よりキャンバー角が大きいようです。
キャンバー角もサスペンションの伸び縮みで角度が変わります。
サスペンションが伸びるとポジティブキャンバー側へ、サスペンションが縮むとネガティブキャンバー側へ変化します。
因みに車雑誌でたまに見かける「鬼キャン」のキャンはキャンバーのキャンです。
鬼のようなキャンバー角の車です。
このキャンバー角ですが、レクサスIS250では調整ができないようです。
私の車は、キャンバー角の左右のばらつきが結構大きかったですが、調整はできないとのことでした。
左右のキャンバー角が異なるということは、左右でコーナリング特性が変わることになります。
あまり、気持ちの良いものではありません。
ただし、キャンバー角を調整した際にどの程度の変化があるのか分からないので、何とも言えない部分もあります。
次回はキャスター角についてです。
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