昨日ターボチャージャーのことを書きましたが、ターボチャージャーと同じく過給器にはスーパーチャージャーもありました。
最近国内ではほとんど見なくなったような気がします。
しかし、メルセデスベンツのkompressorなどはスーパーチャージャーを採用しています。
ターボチャージャーはエンジンの排気ガスを利用してタービンを回転させ、反対側についてるコンプレッサー用のタービンで空気を加圧してエンジン内に押し込みます。
一方スーパーチャージャーはエンジンの回転を利用して加圧用タービンを回転させます。
このため、エンジン回転数に対してほぼリニアに加圧できるため、低回転域でのトルクを上げやすいという特長を持っています。
ターボチャージャーは排気ガスでタービンを回転させるため、低回転域ではタービンの回転が少なかったり、回転数が上がるのに若干の時間差があるため、いわゆるターボラグと言われるものがありました。
このため、ターボチャージャーは低回転域でのトルクが小さく、高回転で急に高出力を発生するエンジン特性となりやすかったものです。
上記を比べるとスーパーチャージャーはターボチャージャーと比較して制御しやすいと言えます。
今後省エネという観点で、過去の様々な技術が見直される可能性があります。
まさに温故知新といえると思います。
新しいものを開発するために古き良きものを改めて見直していきたいものです。
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