アマゾンを見ていたら、マガジンXという本の表紙にレクサスRX200t捕捉の見出しを見つけました。
RX200tのtはターボチャージャーのtと思われます。
現在のレクサスラインナップにターボ車は無いと思います。
ターボといえばバブル全盛期の頃高出力車が次々と登場し、出力競争を行っていた頃出力を大きくするために幅を利かせていました。
高出力のためにターボチャージャーやスーパーチャージャーなどの過給器が採用されていました。
このため、ターボといえば燃費が悪いというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
以前少し触れましたが、1990年前後トヨタはアリストやスープラにツインターボを搭載し高出力を絞り出していました。
しかし、最近のターボ車は省エネに重点を置いているようです。
いわゆるダウンサイジング化の一環としてターボを採用し、小さなエンジンで高出力を維持し、燃費を向上させようという考え方です。
エンジンは車の中でも重量の大きな部品ですから、エンジンサイズを小さくするということは軽量化に大きく貢献できます。
ターボチャージャーは、エンジンの排ガスでタービンを回転させ、反対側についているコンプレッサータービンで加圧した空気をエンジン内に送り込みます。
加圧した空気に見合う燃料の量は増えるので、ターボチャージャーを採用すると、小排気量のエンジンで大排気量車相当の出力を得ることができます。
しかしこれだけでは省エネは実現できません。
現在のエンジンは燃焼を細かく制御しています。
ただ単に、圧縮した空気に燃料を噴いて点火し、燃焼させているわけではありません。
燃焼状態を最適に保つために、ミリ秒、ナノ秒オーダーで燃料を複数回に分けて噴射しています。
この制御を加圧された状態で行うので、大きな力も必要です。
ターボで加圧していればその制御はさらに困難になります。
省エネターボは、技術革新によって実現できたものと思われます。
レクサス車においてターボ車が追加されるとしたら、どの様なエンジン特性で出てくるのか楽しみです。
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