検索

カスタム検索

関連記事の検索方法

レクサスに関して書いてきたこのブログも記事数が1600件を超え、関連記事を見つけることが困難になってきました。しかし、折角訪問いただいた皆様には必要な情報を提供していきたいと思います。関連記事の検索方法としては
1.上の検索ボックスに検索したい内容のキーワードを入力して検索する。
2.記事の下のラベルのキーワードをクリックする。
3.右側サイドメニューのアーカイブから関連記事を探す。
等があります。一度お試しください。


2013年10月31日木曜日

ハイブリッド車のブレーキ

ハイブリッド車の運転方法を述べる際に重要なブレーキについて書いていませんでした。

御存知の方も多いと思いますが、ハイブリッド車のブレーキはガソリン車のブレーキと異なります。

ハイブリッド車のブレーキは2種類あります。

一つは通常のディスクブレーキ、ドラムブレーキです。

ブレーキパッドでブレーキディスクを挟んでブレーキをかけたり、ドラムシューを押しつけてブレーキをかける方法です。

もう1種類が、回生ブレーキです。

昨日述べたモーターを回転させてエネルギーを回収するときの負荷を利用したブレーキです。

ハイブリッド車ではブレーキを軽く踏んでいるときは、ほぼ回生ブレーキで減速します。

さらにブレーキを踏み込んで急激なブレーキが必要になるとディスクブレーキやドラムブレーキで減速します。

3代目プリウスのブレーキの効きが甘いと言われたのは、回生ブレーキとディスク(ドラム)ブレーキの制御をするプログラムに問題があったと言われています。

出来るだけ、回生ブレーキでエネルギーを回収しようとしたため、ブレーキの利きが甘いと感じる人が多かったようです。

つまり、ハイブリッド車ではBレンジにしなくても、ブレーキを軽く踏めばエネルギーを回収できるし、むしろブレーキを軽く踏んだ方が、Bレンジよりも短時間でエネルギーを回収できるという話も聞いたことがあります。

しかし、ここで勘違いして欲しくないのは、Bレンジよりも軽くブレーキを踏んだ方がより多くエネルギーを回収できる訳ではありません。

軽くブレーキを踏んだ方が早くエネルギーを回収できるだけです。

同じタイヤの回転数で同じ時間でより多くモーターを回せばより多くのエネルギーを回収だけです。

ギヤ比の問題です。

自転車で1段で走行するとペダルを漕ぐ力は少なくて済みますが、距離は進みません。

一方、6段で走行するとペダルを漕ぐ力は多く必要ですが、距離は進みます。

エネルギー的に考えれば、運動エネルギーを電気エネルギーに変換するのですから、量的には変わりません。

もっとも、モーターでの発電において、一気に発電するのと、ゆっくり発電するのとで損失に差があれば、エネルギー的にも差が出てきます。

残念ながら私は電気はあまり詳しくないので、損失までは分かりません。

いずれにせよ、ハイブリッド車のブレーキは回生ブレーキと通常ブレーキの2種理があることを頭に入れて運転することで燃費はさらに向上することが出来るかもしれません。

御参考まで。

2013年10月30日水曜日

ハイブリッド車の運転方法2

本日は昨日に引き続きハイブリッド車の燃費向上運転方法について書きます。

本日は下り坂での運転方法です。

ハイブリッド車や電気自動車は減速時にエネルギーを回収してくれる機構がついています。

具体的には減速時にタイヤの回転でモーターを回転させて電気エネルギーに変換して充電するとともに、モーターを回転させるときの負荷で減速するものです。

Bレンジにしたり、軽くブレーキを踏むことで上記の様な仕組みでエネルギーを回収します。

このため、下り坂ではBレンジにしたり、軽くブレーキを踏むことで効率的にエネルギーを回収しようと思う方が多いかもしれません。

しかし、エネルギー的に考えると、エネルギーを回収するよりも得られる運動エネルギーをそのまま使用した方が効率は良いのです。

エネルギー回収は、タイヤの回転をモーターで運動エネルギーから電気エネルギーに変換して、バッテリーの充電し、使用するときはバッテリーから電気エネルギーを供給してモーターを回転することで運動エネルギーに変換します。

エネルギーの変換を伴うと、その度に何らかの損失が出るためエネルギーを効率的に使用しているとは言えません。

このため、下り坂ではBレンジや軽くブレーキを踏むことなく、惰性で走るのが燃費は一番よくなります。

もっとも、制限速度がある場合は、交通ルールに従って減速する必要があります。

また、ハイブリッド車はブレーキを踏まなくても、Bレンジにしなくても、Dレンジのまま、アクセルオフで走行していると、モーターで発電してエネルギーを回収しています。

これは、エネルギーの収支を図で示してくれる画面で確認できます。

そして、最近気が付いたのが、下り坂が軽くアクセルを踏み込むと、充電も放電もしない領域があるということです。

つまり、先程の画面を見ながら、下り坂で軽くアクセルを踏むと運動エネルギーをそのまま使用できます。

もう少し正確に言うと、下り坂の上での位置エネルギーのほとんどを運動エネルギーとして使用できるということです。

ただし、繰り返し書きますが、このように下り坂で惰性で走っていると急な下り坂ではスピードが簡単に上がるので、適度にエネルギーを回収しながら運転しましょう。

ハイブリッド車の運転のコツはまだまだあると思います。

運転していて気付いたら、また紹介したいと思います。

2013年10月29日火曜日

ハイブリッド車の運転方法

ハイブリッド車にお乗りの方の多くは燃費が向上する運転方法に興味を持っている方が多いと思います。

ハイブリッド車のユーザーは環境意識が高かったり、燃費向上への関心が自然に高くなってくると思います。

今日は、しばらくプリウスに乗って分かったハイブリッド車の燃費向上術について述べたいと思います。

なお、これから述べることは個人的見解であり、燃費向上を保証するものではありません。

また、ここで上げたことは燃費は向上しても他の部品への悪影響等も考えられますし、周りの車に悪影響を及ぼす可能性もありますので、試す場合は自己責任でお願いします。

まず、プリウスを運転していて感じたのが、燃費に一番影響すると思われるのが停止時からの加速だということです。

自分のレクサスIS250を運転しているとき瞬間燃費を見ながら加速していると、停止から一定速度間に達するまで瞬間燃費はほとんど一桁です。

ガソリンエンジンは低回転の時はトルクが低いため、低速時に加速しようとすると多くの燃料を必要とします。

このことが燃費を悪化させている最大の原因と考えられます。

信号機の少ない田舎道を一定の速度で走っていると燃費が良いのもこのためです。

一方、ハイブリッド車は、停車時からアクセルをゆっくり踏み込むとほぼモーターのみで加速していくため瞬間燃費は振り切ったままです。

モーターは回転数に依存せず、低回転域からトルクが高いので停車時からの加速にはもってこいです。

しかし、モーターのみの加速感はガソリン車の加速感と異なるため、ゆったりとした心で運転しないと、加速が遅いと感じます。

この時アクセルを踏み込むとエンジンが回り出し燃費が悪くなります。

この対策方法が、EV走行の利用です。

EV走行とは、モーターのみで走行するモードです。

バッテリーが十分充電されていないと使用できませんが、バッテリーが充電されているときは、停車時から一定の速度に達するまでEVモードで走行すると多少アクセルを踏み込んでもエンジンが介入してきません。

これはなかなか使える方法だと思います。

一定の速度に達したら、通常モードに戻せばよいですし、バッテリーの残量が少なくなってくると自動的に通常モードに戻ります。

次もほぼ同じ内容ですが、次に燃費に影響を与えるのが走行時の加速です。

様々な場面でアクセルを踏み込んで加速すると思いますが、この加速をゆっくりすることで燃費が向上します。

定常上状態で運転していると瞬間燃費は振り切っている場合が多いのですが、加速する際も瞬間燃費が振り切ったまま加速することが出来ると燃費改善に大きく寄与します。

やってみるとわかりますが、結構微妙なアクセルワークが要求されます。

また、周囲の車に迷惑をかける可能性もあるので、メリハリのある加速が必要な場合もあります。

また、意外に気にされていないのが、バッテリーの残量です。

特に運転する機会が少なく、運転しない期間が長い方は、到着前に充電した電気を使い切ることが燃費向上につながります。

バッテリーは長い期間使用しないと自然放電してしまいます。

折角充電した電気を無駄に放電してしまってはエネルギーの無駄遣いです。

運転中に溜めこんだエネルギーは出来るだけ止まる前に使い切りましょう。

この時も有用なのがEVモードです。

目的地に着く数km前からEVモードに切り替えて充電した電気を消費してしまうのです。

そして、最後に思ったのが、下り坂等で加速した場合、Bレンジで充電するより、得られた速度でなるべく遠くまで走行した方が良いということです。

回生エネルギーは減速しないといけないときに活用すべきものです。

少し長くなったので、続きは明日書きます。