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2010年9月30日木曜日

レクサスマガジン エンジニアに聞く3

 本日はステアリングのラック&ピニオンとブレーキのベンチレーテッドディスクについてです。
 スペック表でステアリングの欄にパワーアシストつきラック&ピニオンと書いてるのを見たことがあるでしょうか?パワーアシストは、言葉通りなのでなんとなく分かると思いますが、ラック&ピニオンが何か御存知の方は少ないのではないでしょうか?最近の車の多くはラック&ピニオン方式で、ステアリングのシャフトの先に歯車が付いています。この歯車がピニオンです。ピニオンには洗濯板のように歯が刻まれた棒と噛み合っています。これがラックです。ステアリングをまわすと、シャフトが回転し、同時に歯車(ピニオン)が回転して、ラックが動いてタイヤの向きを変えます。これがラック&ピニオン型のステアリングです。ラック&ピニオン型以外にはボール・ナット型やカム&レバー型などがあります。
 またブレーキではドラム、ディスク、ベンチレーテッドディスクなどの文字を良く見ると思います。ブレーキの効きは、ベンチレーテッドディスク、ディスク、ドラムの順でいいです。ドラムブレーキは回転する円筒形のドラムにブレーキシューを円筒の内側から押し付けて制動力を得るブレーキです。ディスクブレーキは、回転するディスクをブレーキパッドで挟み込むことにより制動力を得るブレーキです。ベンチレーテッドディスクは、ディスクを改良したもので、冷却性能を高めたものです。ブレーキをかけると、ディスクとブレーキパッドの摩擦で発熱します。発熱量が多くなると、ブレーキパッドを抑えているオイルに熱が伝わり、オイルが気化しブレーキの効きが悪くなります。このため、ディスクの間に穴を空け(ベンチレートし)空冷によりディスクを冷却することで性能を高めたのが、ベンチレーテッドディスクブレーキです。
 レクサス車では前後ともベンチレーテッドディスクかフロントがベンチレーテッドリヤがディスクの組み合わせですが、昔の車はフロントディスク、リヤドラムという組み合わせが多かったです。ドラムやディスクはFC250などのねずみ鋳鉄やFCD450などのダクタイル鋳鉄を使用することが多いようです。最新のF1カーなどはカーボンコンポジット:カーボン複合材料)をディスクに用いているようです。
 話が少し脱線しましたが、スペック表に書いてある内容がわかると、車を選ぶ際の情報量が増えるので、さらに車選びが楽しくなります。また機会があれば紹介します。

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