トヨタ社は、レクサス本部をLexus Internationalとして、再編すると6/15に発表しました。
今回の組織変更の狙いは、下記のように書かれています。
「日本発の真のグローバルプレミアムブランドの確立に向けて、レクサス車の開発・営業・マーケティング・広報機能を集約し、さらなる意思決定の迅速化を図るため、レクサス本部を、グローバルでのレクサスのヘッドオフィスの役割を担う、Lexus Internationalとして再編。」
いわゆる、社内カンパニー制を導入し、伊勢本部長がPresidentに就任するとのことです。
組織においては、絶対的に優れた組織というものは存在せず、その時、環境によって、最も適した組織があるのだと思います。
今回の組織変更の狙いに書いてるように、意思決定の迅速化に、社内カンパニー制は適していると思います。
一方で、社内カンパニー制によって、横断的な人のつながりは希薄になる弊害があります。
今年の新型レクサスGSのフルモデルチェンジにおいて、万人に受ける車作りからから脱却しようとしているレクサスにとって、限られた人間による開発は独自性を出していくうえで利点となります。
しかし、限られた人間で開発を進めていくと、自分たちの感覚が世間から掛け離れていっても気付き難くなります。
組織変更には利点欠点の両方が共存していますが、今後のレクサスの動向で、今回の組織変更が成功だったのか、失敗だったのかが判断されると思います。
今後のレクサスLSやレクサスISのフルモデルチェンジへも影響が出るのでしょうか?
今後の動向が楽しみです。
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2012年6月18日月曜日
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