本日はレクサスLFAのエアロダイナミクスについてです。
エアロダイナミクスとは空気力学のことですが、レクサスLFAの様なスーパースポーツカーにおいてはエアロダイナミクスが大変重要となります。
まず、最高速に大きな影響を与えます。
時速300kmを超える高速で走行する場合、空気は大きな抵抗となるため、空気抵抗を小さくする必要があります。
レクサスLFAのCd値は0.31です。
Cd値は空気抵抗係数と呼ばれ、小さければ小さい程空気抵抗が小さくなります。(断面積が一定の場合)
流線型にすれば空気抵抗が小さくなるのはイメージ的にもわかると思います。
さらにCd値に影響を与える形状として、車の後方の形状があります。
もう一つはダウンフォースへの影響です。
時速300km以上で走行するとは、翼を付ければ車体が浮き上がります。
ドラッグレースなどで、車が突如宙を舞うのは、エアロダイナミクスの検討が不十分か、部品の一部が破損し、空気の流れが変わってしまうためです。
高速で安定して走行するためには、適度なダウンフォースが必要になります。
レクサスLFAでは、このダウンフォースを得るために、フルフラットのアンダーボディを採用したり、アクティブリヤウィングの採用により、時速80km以上ではリヤウィングが出てきて高速安定性を高めています。
フルフラットのアンダーボディでダウンフォースが得られることはイメージしにくいのですが、空気の流れを良くすると、空気の流れが高速になり、周りより負圧になります。
このため、車が道路に吸い付くように振る舞うのでダウンフォースが得られます。
レクサスLFAは上述の他にも様々なところでエアロダイナミクスを考慮して設計されています。
THE LEXUS LFAのサイトは大変興味深く勉強になります。
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2012年7月29日日曜日
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