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2013年6月1日土曜日
BEYOND AN ELEMENT
本日はレクサスマガジンBEYONDから、スピンドルグリルに関する部分を紹介します。
2012年のレクサスGSのフルモデルチェンジとともに本格採用されたスピンドルグリルですが、賛否両論あるようです。
個人的には好きなデザインです。
このスピンドルグリルは、上部の台形グリルは2005年に初めてレクサスGSに採用されたそうです。
間もなくしてグリル下部のエアダクトの開発が決まり、結果としてスピンドルグリルが誕生したと書かれています。
レクサスのデザインは全てL-finesseに則っています。
L-finesseには3つの要素があると書かれています。
・絶え間ない予見
・鋭敏なまでのシンプリシティ
・深遠なエレガンス
そして、文章の中に「この目を見張る幾何学的デザインのグリルは、機能性も同時に備えている。」と書かれています。
つまり、スピンドルグリルは「機能美」ではないということです。
機能美とは、機能を追求した結果決まるデザインですが、そのデザインは結果として美しいと言えます。
しかし、スピンドルグリルは、デザインを優先して決めた結果、機能性も良かったということになります。
また、文章中には「特にグリル下部はエアフローを効率的に取り込む構造となっており、ボンネット下のエンジンの温度を最適化する。」と書かれています。
しかし、水冷エンジンにおいて、フロントグリルから取り入れたエアでエンジン温度を最適化できるものでしょうか?
一瞬それらしく聞こえますが、良く考えると?です。
エンジンの温度はラジエーターで冷却された水で最適化されているのではないかと思います。
もっとも、ラジエーターの冷却にはフロンドグリルから取り入れたエアが使われていはいますが。。。
勝手な想像ですが、フロントグリルから取り入れたエアは、エンジンルーム内で暖まった空気が滞留しないように、エンジンルーム内を流れ、エンジンルーム内の不要な温度上昇を抑制することが主目的だと思います。
余談が多くなりました。
また、レクサスの担当者は「あらゆる細部にこだわることで、最高に見栄えの良い仕上がりを実現しました。同時に歩行者にとっての安全性も最大限に確保しています。」と述べています。
この、歩行者にとっての安全性が重要だと思います。
レクサスは、万が一の場合、搭乗者だけではなく、相手の安全性まで考慮している部分が優れていると思います。
今後もこの思想は変えずに開発を進めていただきたいと思います。
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