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2014年2月26日水曜日

トヨタの開発方法

本日はトヨタの開発についてです。

聞いた話なので読み飛ばしていただいて結構です。

トヨタは日本国内最大の企業ですが、人材が豊富なようです。

トヨタで新しい技術、材料を検討するとき、車内に内製部隊を作るそうです。

勿論社外のメーカーにも様々な提案をさせます。

例えば、セラミックローターやハイブリッドカーに使用されているIGBTなどが良い例だと思います。

まずセラミックローターについては、内製部隊と京セラを競合させたようです。

セラミックローターは日本特殊陶業と日産が世界初の実用化を果たしました。

その後日産は日本碍子のセラミックローターを使用し、最終的には京セラのセラミックローターを使用していたようです。

窒化ケイ素製のセラミックローターは、その耐熱性と軽量性から将来を有望視されました。

当時トヨタでもセラミックローターの開発を実施するため、社内の内製部隊と京セラを競合させて、性能やコストなどを確認していたようです。

最終的に性能、コスト等総合的に判断して京セラ製のセラミックローターを採用したようです。

また、ハイブリッドカーを実用化するに当たり、モーターを回転させるための大電流を制御する半導体チップIGBTの開発が必要でした。

この開発においても国内の半導体メーカーと社内の内製部隊とを競合させました。

IGBTは、大電流を制御するための半導体であり、熱制御や絶縁など様々な分野の知識が必要です。

しかし、最終的には内製部隊が勝利し、トヨタはIGBTの製造工場まで作ってしまいました。

この様に社外と内製部隊を競合させると、その開発の問題点が浮き彫りにできます。

社外の開発部隊にとってこんな嫌なことはありません。

開発のツボをトヨタは知っているので、常にその点を追求してくることになります。

内製部隊は、社外との競合に勝てば、社内で品質の良い安い製品を製造することが出来ますし、例え競合に負けても、その製品のノウハウを社内に蓄積することが出来ます。

こうして、トヨタは開発品においても、高品質で安い製品を手に入れることが出来るのです。

この様な開発ができるのは、様々な分野の知識を持った人材を数多く抱えているから出来ることで、通常の企業では不可能だと思います。

この様な開発部隊が作り上げるレクサスは世界的に見ても優れた性能を持っていることは容易に想像できます。

後は、数値化が困難な感性の部分をどのように実現していくかが課題だと思います。

この課題に対し、レクサスは様々な取り組みを開始しています。

今後のレクサスの進化が楽しみです。

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