今日は、レクサスも力を入れているハイブリッドカーに使われるバッテリーについて考えてみたいと思います。
私はバッテリーについても素人なのではいる情報も少ないのですが、最近リチウムイオン電池に関する情報が少ないような気がします。
個人的には現時点でハイブリッドカー用あるいは電気自動車(EV)やプラグインハイブリッドカー(PHV)用バッテリーとして最有力なのはリチウムイオン電池だと思っています。
エネルギー密度が高く、同じ電気容量ではニッケル水素電池より小型化が可能なリチウムイオン電池は最有力候補だと考えています。
携帯電話やパソコン用バッテリーとしては実用化され広く普及しています。
当初は充電中に発火するなどの問題も発生しましたが、充電器の回路制御などで解決しました。
この流れに乗ってハイブリッド用バッテリーの開発も進展し、近い将来実用化されるものと考えていました。
しかし、流れが変わったのがボーイング社の最新鋭機787でのリチウムイオン電池の発火トラブルだと思います。
あの事故でリチウムイオン電池の安全性に疑問が出てしまいました。
飛行機はもちろんのこと、自動車に採用する場合も安全性は極めて重要な要因です。
リチウムイオン電池の安全性が完全に確保されるまでは、実用化は難しいのではないでしょうか?
世の中ではリチウムイオン電池の次のバッテリーも開発されいると思います。
さらなる性能向上のために新バッテリーの開発は必要不可欠ですが、新バッテリーが開発されても、実用化までには様々な障壁があります。
その一つが量産技術の確立です。
新製品の開発と量産技術の開発は全く別物で、別の意味の大変さがあります。
例えば、あるベンチャー企業が新たな素晴らしいバッテリーを開発しても、多くの場合量産能力は無いと思います。
量産技術を持った企業に委託したとしても実用化までには時間がかかります。
この様に考えるとバッテリーの開発の足踏みはあらゆる分野に影響を与えそうです。
日本の技術の粋を集めて早く良いバッテリーを開発して欲しいと願うばかりです。
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2014年2月20日木曜日
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