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2013年4月22日月曜日

レクサス 中国生産検討?

レクサスが中国での現地生産を検討していることを発表したようです。

各種メディアが取り上げています。

世界最大の試乗である中国で現地生産して競争力を高めることが目的のようです。

また、時期は未定だということで、あくまで検討を開始した程度かと思われます。

グローバル企業であるトヨタ社が検討するのだから、あらする角度から検討しているのだと思いますが、個人的には中国生産は現時点では反対です。

20~30年程前、中国の人件費が安ことに目をつけ、多くの日本企業が中国に工場を建設し、中国で生産し逆輸入するビジネスモデルが確立されました。

当時は安かろう悪かろうでも、コストメリットが大きく、成功したかに見えました。

しかし、中国人と日本人の考え方の相違は、他の外国人と日本人以上に異なり、問題が起こり、撤退した企業も少なからずありました。

安かろう悪かろうは一昔前の日本と同じで、経済が発展する過程で多くの国が通る道なので良いと思いますが、モノづくりに対する考え方の相違はなかなか変わらないように思われます。

私は日本の技術力の高さは日本人の勤勉さに裏打ちされたものだと思っています。

ただ中国においても従業員の教育をしっかりし、モノづくりへの考え方が共有できれば現地生産しても良いと思います。

しかし、郷に入れば郷に従えで、日本人的考え方をあまりにも強要すれば現地の人々から反発を受けますし、現地の人々の要求を飲んでばかりいたら、日本の技術を生かすことができなくなります。

海外での現地生産は、現地の歴史的背景まで考慮して判断しなければならず、非常に難しいことだと思います。

もっとも私の様な一個人が言うまでもなく、世界のトヨタ社はきっちり考えているだろうと思います。

今後の動向を見極めていきたいと思います。

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