本日もレクサスの軽量化について考えてみたいと思います。
本日はエンジンについてです。
昔のエンジンは鋳鉄の塊でしたが、最近のエンジンはほとんどがアルミ製だと思います。
鋳鉄の比重は約7~8、純アルミの比重は約2.7なので大幅な軽量化が可能となりました。
アルミブロックのエンジンに純アルミを使用しているのか、アルミ合金を使用しているかを知らないのですが、純アルミの場合、融点は約670℃です。
ガソリンエンジンでも燃焼温度は約900℃程度にはなると思います。
純アルミを使用していた場合、持つのだろうかと思います。
実際には、燃焼に曝される部分には鉄鋼製のスリーブがはめ込まれているようです。
また、水冷しているので素材の温度はそれほど上がらないのだろうと思います。
また、アルミは熱伝導率が高いので、冷却すれば結構な高温まで使用できるのだろうと思います。
アルミ以外の素材は無いのだろうかと考えたとき、大分昔にセラミックスエンジンなるものがあったのを思い出しました。
当時の漫画にも出てきたオールセラミックスエンジンです。
このセラミックスには窒化ケイ素と呼ばれるセラミックスが使用され、冷却不要の断熱エンジンで燃焼温度も挙げられるため、燃費の良いエンジン作製が可能と言われていました。
しかし、今現在セラミックスエンジンは実用化されていません。
セラミックスの価格が低下してこないことと、技術的に問題があったため普及しなかったと聞いています。
アルミ製エンジンブロックの開発以来、エンジン軽量化の目立った進歩は無いような気がします。
今後どのような技術開発がなされていくのか興味深いところです。
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