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2013年2月26日火曜日

レクサス 軽量化3

本日はハイブリッドカーの軽量化について考えてみたいと思います。

ハイブリッドカーに特徴的な重量物がバッテリーです。

現在ハイブリッドカーに使用されているバッテリーはニッケル水素電池がほとんどです。

通常の車に搭載されているバッテリーは鉛蓄電池ですが、鉛蓄電池は比重が非常に大きく、エネルギー密度が小さいため、ハイブリッドカーに必要な容量を搭載しようとすると、体積も重量も非常に大きくなります。

ニッケル水素電池は鉛蓄電池に比較すると、非常にコンパクトで比重も比較的小さいと言えます。

しかし、ニッケルは他の物質と比較すると比重の大きい物質です。

そこで、現在最も有望なハイブリッドカー用バッテリーがリチウムイオン電池です。

リチウムは比重が非常に小さく、リチウムイオン電池はエネルギー密度が高いため、体積や重量の軽減が可能となります。

また、リチウム金属は酸素や水との反応性が高く、取り扱いが難しいですが、リチウムイオン電池はリチウム塩を利用しているため、比較的取り扱いが簡単です。

このように良いこと尽くめのリチウムイオン電池ですから、数年前までは、実用化に向けての開発が進み、今頃リチウムイオン電池がハイブリッドカーに搭載されているはずでした。

しかし、実際にはリチウムイオン電池の実用化は遅々として進んでいません。

さらに、旅客機の最新鋭機ボーイング787に実用化されたリチウムイオン電池がトラブルを起こし、リチウムイオン電池の危険性が再認識されてしまいました。

リチウムイオン電池の最大の欠点は、過充電したときに発熱し、発火してしまうことです。

携帯電話にリチウムイオン電池が採用された当初も発火事故が頻発していました。

現在では、過充電しないように電気回路が組まれ、充電が完了すると電気の供給を止めるようになっているため、事故はほとんど起きていないと思います。

しかし、ハイブリッドカーや飛行機用のバッテリーは容量が比較にならないほど大きいため、制御が難しいようです。

リチウムイオン電池の普及は一歩後退した感があります。

いずれ、技術者の努力によりリチウムイオン電池は、二次電池の主流になると思いますが、大きなハードルを乗り越える必要があります。

リチウムイオン電池やそれに続く新しい二次電池の開発で、ハイブリッドカーの軽量化や電気自動車の普及が進んでいくのだろうと思います。

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