個人的に今後のレクサスの戦略を予測するとともに、希望を書いてみたいと思います。あくまで個人的予測なので、全く的外れかもしれませんので、予め御了承下さい。
現在のレクサスの売り上げ状況をみると、5年前、レクサスブランドを国内投入した時の見込みより、販売台数が少ないと思います。
米国において、成功裏に立ち上げたレクサスブランドですが、国内ではそれ程大きな成功とはいえない状況だと思います。欧州に至っては、さらに状況は悪いといえると思います。
このような状況の中、レクサスも様々な挑戦をしています。大きな挑戦としては、レクサスISFの投入、レクサスISCの投入、レクサスSCの廃止、レクサスHS250hの投入、レクサスCT200hの投入などです。
いずれの挑戦も合理的判断のもとに実行されていると思います。特にレクサスSCの廃止とレクサスISCの投入などは、その最たるものだと思います。国内におけるオープンカー市場は、それ程大きくありません。
しかし、高級ブランドメーカーとしてオープンカーは必須の車種だと思います。そこで、宣伝費の縮小が可能な他の系列の車種と統合し、不採算車種を廃止したのだと思います。
恐らく次にテコ入れが必要な車種はレクサスGSだと思います。来年早々にも新型車の発売が予想されるレクサスGSはどのような対策が打たれるか楽しみです。
予想としては、レクサスGS460が廃止され、レクサスGS250が投入されるようですが、最も重要なのは、レクサスGSのコンセプトの明確化だと思います。顧客がレクサスLSでもなく、レクサスISでもなく、レクサスGSを購入する理由です。
レクサスLSを購入する顧客の理由は明確です。国内最高級の車に乗りたいからです。レクサスISの購入理由も比較的明確です。一つはレクサス車に乗りたいからです。(この部分は、今後レクサスCTが担っていくと思います。)
二つ目はレクサス車のスポーツカーに乗りたいからです。この部分はレクサスでも良く認識されているのだと思います。そのため、レクサスISとレクサスCTには”F SPOT”が設定されているのだと思います。あるいはレクサスISFもそうです。
またレクサスRXの購入理由も比較的明確です。レクサスのSUVに乗りたいからです。ハリアーでは満足できない顧客がレクサスRXを購入します。(ある意味そのように仕向けられた面もあると思います。)
もう一つ心配なのが、レクサスHS250hです。レクサス初のハイブリッド専用車として発売されたレクサスHS250hは、発売当初は減税、補助対象車として飛ぶように売れました。しかし、レクサスCT200hn発売により、すっかり影を潜めた感があります。
レクサスGSには、上記のような明確な理由が言いにくいのです。確かに、グランドツアラーとして、レクサスLSやレクサスISにはないものを持っています。でもレクサスLSよりもレクサスGSが良いと思わせる部分が少ないと感じます。「レクサスGSの売りは何か?」この部分の強化を図った上で新型を投入していただきたいと思います。
今の動きを見ていると、単に売れない車を切り、売れる車を作ろうとする姿勢が見られます。レクサス車も工業製品である以上、売れるものでなくてはなりません。しかし、売れるからという理由だけで方針を決めていって欲しくありません。レクサスブランドの伝統を作っていくためには、絶対に変えてはいけない「一本の筋」は必要です。安易に売れる車を作るのではなく、顧客の意思を取り入れて、作り手の意思と融合された車作りを行っていってもらいたいと思います。
レクサスCT200hは、上記の良い成功例だと思います。つまり、顧客の欲するものと、作り手の作りたいものが一致した例だと思います。国内投入から5年以上が経過し、今後レクサスGSを皮切りにレクサス車の大きな変化が期待されます。その方向性を間違わずに、良い車作りを期待します。
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