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2012年2月20日月曜日

レクサスマガジン17


大変遅くなりましたが、2012年最初のレクサスマガジンを紹介します。

恒例のクイズです。

上の写真は、その車種のどの部分でしょうか?

これは、比較的簡単だと思います。

正解は後日掲載します。




さて、本日はレクサスマガジンV12012から、エンジニアに聞くレクサスNo.13の塗料と塗装のあれこれを紹介します。

昨日、新型レクサスGSの外装色を紹介したので、丁度良いと思います。

ここでは、塗料、塗装の専門家の技術者が塗料、塗装について解説してくれています。

まず、ボディカラーの名前は、デザイン部が行っているとのことです。

ある意味妥当だと思います。

技術者にネーミングさせると、お洒落な名前は付けられない可能性が高いと思います。

塗料とは、基体樹脂にに着色顔料を混ぜたものに、粘度調整や紫外線吸収のための添加剤が加えれたものと説明されています。

基体樹脂は熱を加えると固まる性質のものを使用しているとのことです。

参考までに熱を加えると固まる性質の樹脂を熱硬化性樹脂と呼び、逆に熱を加えると軟らかくなる樹脂を熱可塑性樹脂と呼びます。

一般的には、樹脂(プラスチック)は温度を上げると軟らかくなるイメージがあると思いますが、熱硬化性樹脂は逆に硬くなります。

これは、温度を上げることにより、架橋反応と呼ばれる樹脂の結合反応が促進されるためです。

また、ここでは粘度調整の理由は述べられていませんが、恐らく二つの目的があると思われます。

一つは、塗料が垂れ落ちない程度で、薄く伸ばせる程度の、低すぎず、高すぎない粘度に調整することです。

もう一つは、ペンキなどに要求される、せん断速度が高い時は低粘度で、せん断速度が低い時は高粘度という構造粘性への調整だと思います。

塗料の世界は奥深いので、もっと理由はあるかもしれません。

紫外線吸収については、色の変化抑制のためだと思います。

外装色の変化の一番の原因が紫外線の照射だと思います。

紫外線は有機物の構造を劣化(変化)させる特性があります。

簡単に言うと、色は顔料が可視光線のどの波長帯を吸収するかで決まります。

吸収する波長帯はほぼ顔料の構造で決まりますから、紫外線の照射で色が変わってしまうのです。

今日は、少し難しい話も書きましたが、塗料、塗装について、素人の自分でもわかるように、次回以降も解説していきたいと思います。

レクサスマガジンは興味深い記事が多いので気に入っています。

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