新型レクサスISの米国での販売価格が発表になったとの記事を見つけました。
ベースとなる新型レクサスISの価格が以下の通りです。
IS2502WD:3万5950ドル(約353万円)
IS3502WD:3万9465ドル(約388万円)
従来のレクサスISの価格を米国レクサス公式サイトで見てみると以下の通りです。
IS2502WD:3万5065ドル(Base MSRP)、895ドル(Delivery, Processing & Handling Fee)
IS3502WD:4万320ドル(Base MSRP)、895ドル(Delivery, Processing & Handling Fee)
米国のシステムが良くわからないので、記事の価格が895ドルを含むのか、含まないのか分かりません。
含まないとすれば、IS250は値上がりし、IS350は値下げしたことになります。
IS350が2.1%の値下げをしたと書かれているので、895ドルは含んでいないようです。
為替レートを約98円で計算すると、IS250とIS350の価格差は約35万円となります。
この価格差ならIS350が欲しくなります。
日本での価格設定が気になるところです。
さて、下世話な話ですが、上記記事を見て思ったのが、レクサス車の利益率です。
単純に考えて、日本で生産し米国に輸出しているレクサスISが約353万円ということは、コストはこれより低いことは明白です。
さらに、同グレードのレクサスISは、日本国内では恐らく400万円程度の価格設定になると思います。
単純計算で、日本では利益が50万円以上となります。
この時点で利益率が約12.5%です。
仮に米国での利益率が約40%なら、日本国内での利益率は50%を超えることになります。
400万円の車を月間1,000台販売すれば、月商40億円で、利益が20億円だとすると、レクサスは儲かるなと改めて思いました。
あくまでも推測の域を超えない話なので、読み流していただきたいと思います。
実際のところ、モノの価格は作るのにいくらかかったか(コスト)ではなく、需要と供給のバランスできまるものです。
コストが高いからと言って、高く売れるものでもなく、コストが安くても高く売れるものを作るのが、優秀なメーカーだと思います。
この点で、ユーザーは本当に価格通りのお金を払う価値のある車かを見極める目を養う必要があるということです。
ユーザーの厳しい、確かな目が優秀なメーカーを育てることになるのだと思います。
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